ノロウイルスのような症状はかなり収まり、現在はお腹が緩いかなぁって感じまで治りました。
今回はメンタル関係のお話を。ちょうど今回ノロウイルスっぽい症状で考えることが多かったので。
飲み会が多い季節なので、ちょっと知ってて欲しいかなぁというお話。
綺麗な話じゃないのでお食事前の方はブラウザバック推奨です。
様々な恐怖症の一つ、それが嘔吐恐怖症です。
僕は躁鬱病やパニック障害を持っているのですが、その他にも「会食恐怖」や「嘔吐恐怖症」というものも持っています。
今回はその「嘔吐恐怖症」について。
嘔吐恐怖症とは?
皆さんは嘔吐恐怖症ってご存じですか?
「自分が嘔吐するのが怖い、他人が嘔吐するのを見るのが怖い、吐きそうな人を見ると逃げてしまうなどの「嘔吐」という行為に対して極度の不安や恐怖を抱く症状」
(恐怖症克服ガイド様より引用)
具体的な身体症状は、手先の痺れ、頭痛、腹痛、パニック症状、動悸、血の気が引く、震え、吐き気、などなど様々です。
この嘔吐恐怖はパニック症状の一種とも言われているようです。
僕自身、パニック障害を持っていて、主な症状は吐き気なので、実際関係があるのかもしれません。
他人から見たら大したことないし見た目じゃ分からない病気
この嘔吐恐怖症のことを他人に話すと、「ゲ◯なんて好きなやついないだろw」と笑われることが多いんですよね。
実際、ほとんどの人間がそうですしね。
多くのメンタル系の病気と同様、外から見ただけじゃ分からない病気なので理解をされにくいのが辛いところですね。
嘔吐恐怖症は社会生活にも支障をきたすんです
この嘔吐恐怖をこじらせると厄介でして。
僕の場合は、電車に乗れない(吐いてしまうかもという不安、ホームや車内で誰かが吐くかもという不安)、
すぐ外に出られない場所にいられない、
トイレが近くに無い建物にいられない、
夜の繁華街を歩けない、飲み会に参加するのが苦手、
外食が出来ない(会食恐怖)、
などなど、まぁパニック障害の関係もありますが、日常生活に支障をきたすんですね。
あと医療ドラマとかアニメとかも突然そういうシーンが出てくるので自然と避けるように。
最近だと逆再生のミュージックビデオがダメでした。食べてるところを逆再生してるやつ。
日常生活に支障があるしエンタメも手放しで楽しめないという。
あと「嘔吐」という文字を見るだけで心拍数が上がるくらい読むのも苦手です。
嘔吐恐怖の原因や現状について。完治はしてないですが…
嘔吐恐怖のきっかけは過去のトラウマなんかが多いそう。
僕は幼い頃、車酔いが酷くて辛い思いをしたのが大きいのかなぁと自分では思います。
よく我が家では車で出かけていたのですが、毎回のように嘔吐してしまっていました。
でも根本的な原因は分かりません。
僕はこれのせいでどんなに吐き気があっても12歳頃から27歳くらいまで一度しか嘔吐したことがありませんでした。
ですが、自分が嘔吐することについてはかつて程恐怖を感じなくなったのもあり、
ここ2年くらいは人並みに。まだ恐怖感は強いですけどね。
ネットを始めてからずっと「嘔吐恐怖症 克服」で調べてたり、
病院に通ったり(他の病気もあるけど)したですが、結局僕は時間が解決してくれました。
完治ではないですが軽減はしていると思います。
ちなみに吐きそうなときには頓服の安定剤を飲むと多少マシになることが多い気がします。(セニラン)
自分が嘔吐することはマシになりましたが、他人が吐くことについてはまだダメですね。
甥っ子を預かる機会が多いんですが、子供ってよく吐くじゃないですか。
そういう場面に出くわしたら、逃げ出して母親に処理を任せてしまったり。
子供相手でさえダメですね。可哀想なんだけど。。
だから僕がもし結婚しても子供は無理だなぁって思ってますね。今のところは。そもそも結婚出来ないけど…
他人が嘔吐するのを介護・介抱・看護出来ないデメリットが多い
僕は現場にいなかったのですが、祖父が脳梗塞で倒れたときに嘔吐したらしいんです。
そのときには姉が側におり、姉は医療関係者なのでサラッと対処したのですが、
僕がその場にいたら何もすることが出来ずに嘔吐して倒れた祖父はどうなっていたか分かりません。
僕の嘔吐恐怖のせいで命を落としていたかも知れません。
これと同様に、自分の両親がいつ介護が必要になるか分かりませんし、
祖父と同じように脳梗塞になって嘔吐するかも分かりません。
そのときに自分の親であっても対処出来るのか心配で、将来の介護が怖くて仕方ありません。
また、先に書いた甥っ子が嘔吐をした際に僕が一人で面倒を見ていたとして、
もし呼吸が出来なくなってしまったら…などという心配もあります。
そして、僕は両親とほぼ同居状態なのですが、父親が嚥下障害気味になってしまい、
最近、頻繁に食事中にむせてしまうんです。
そのときに、背中を叩いてあげることも出来ず、ただ震えてしまう自分が情けないです。
もう少し他人の嘔吐関係についても寛容になれたら…というか耐性がついたらと思いますが、まだ時間がかかりそうです。
たかが嘔吐、では済まさないで助けてあげて
というほぼ自分語りになってしまったのですが、世の中にはそういう「たかが嘔吐」じゃ済まないような「嘔吐恐怖症」というのを持った人がいます。
これからの飲み会シーズン、嘔吐恐怖症の方々は辛いでしょう。
パッと見で分からないので、皆さんの周りにもそういう方がいるかも知れません。
誰かが嘔吐した場合に姿を消したり逃げたりする人がいるかも知れませんが、嘔吐恐怖の人の可能性もあるので(もちろんただの薄情な奴の場合もありますが)、そちら側のケア的なものもして頂けると幸いです。
僕は学生時代によく飲み会をしてて、予め自分が嘔吐恐怖症だと言っていました。
んで、誰かが吐いてしまった時に、ちょっと離れた場所に連れて行ってくれてずっと手を握ってくれて「大丈夫だよ大丈夫だよ」と言ってくれて安心したことが何度かあります。
そこまでしてくれとは言いませんが、「お前こういうのダメなんだったら遠くに行ってていいよ」みたいに言ってくれると嬉しいです。
また、嘔吐恐怖側の人も、頓服の安定剤などを持ち歩くようにしたいところです。
患っている側もカミングアウトした方が楽です
あと自分が嘔吐恐怖症の人は予め言っておいた方がいいのかなぁと思います。相手との関係にもよりますが。
お前介抱してやれ、と急に言われても無理じゃないですか。我慢出来るならいいけど。僕はどんなに好きな相手でも無理ですね。
付き合っていた彼女がトイレで苦しそうにしていても耳を塞いで震えていたことがあります。
言わないと相手は分からないのでね。現場から逃げたら冷たい奴だと思われますし、いざ自分が何かあった時のためにも…ね。
という感じで嘔吐恐怖症について書いてみました。
そうじゃない人にとっては「たかが嘔吐…」って感じでしょうが、中々辛いです。
辛さを分かってくれとかそういうのが言いたいんじゃなく、こういうのもあるんだよーって感じで知ってて貰えたらなぁと。
これからの飲み会シーズン、普通の人でも吐くのって結構辛いと思うんですよ。
なので、皆さん飲み過ぎないように注意してね!!
おわり!
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