皆様に於かれましては袋とじを開けることに生き甲斐を感じていることに違いないでしょう。(決めつけ)
袋とじとは如何に自分と向き合うか、如何に対象に向き合えるか、乱れた心じゃ決して上手く開けることが出来ません。
心を研ぎ澄ませ日々の鍛錬が欠かせませんよね。
今回は袋とじ研究家の僕が開け方について書いていきます。
目次
1.横入れハサミ(オススメ度:☆☆)
割とオーソドックスな開け方ではないでしょうか。
これでサクッと開けてしまってももちろん問題ないです。
ですが、この方法の欠点は、下の画像のように切り口が直線にならない場合が多々あること。あまりオススメ出来ない開け方ですね。その場にハサミしかない場合はこれでもいいでしょう。
2.縦ハサミ(オススメ度:☆☆)
この開け方も割とオーソドックスな気がします。
ただ、この開け方はページに対しての尊敬が足りない気がします。
端っこを少し切っている訳ですからね。
そして欠点としては袋とじの内側の閉じられてないページ(よくありますよね?)、あのページは本来ハサミに触れる必要がないのに、この開け方の場合は無残にもそのページの端っこまで切ってしまいます。
デリケートに扱ってあげたいものです。
3.指こじ開け(オススメ度:☆)
ハサミすら無い、でも開けたい、という肉食系のあなたにのみ許されるものの、許されざる開け方ですね。
↓ほら、無残な開け方に。
4.カード開け(オススメ度:☆☆☆☆)
テレホンカード、クオカード、ポイントカード、図書カードなど、薄いカードでスーッと開けるのはGoodですね。
家でも出先でも財布って持ってる場合が多いのでこれがベターな開け方でしょう。
なかなかオススメ。
5.ジョーギ・オープン(オススメ度:☆☆☆☆)
4番目のカードと同じくらいオススメ。
文房具を手元に持ってる人はこれですね。
メモリのところが斜めになっている定規で是非。
6.フォトグラファー開け(オススメ度:☆☆☆☆☆)
今回一番オススメしたい開け方はこちら。
僕は前職が写真関係なのですが、最初はケント紙を裁断するだけがお仕事でした。
ケント紙をただ切ってお金を貰っていました。(さすがに他の作業もあったけどw)
世の中の多くの写真家さんも最初はこうしたケント紙切りからスタートしたのでは?と思います。
そこで身についたのが折った紙を綺麗に切る方法。
まずはカッターを用意します。
このカッターの背の部分に平らなところがあります。
そこを使って折り目をきっちり付けます。
↓こんな感じに。
そしたら、カッターの刃を長めに出します。(この手の作業が多いのでカッターの刃の交換頻度が高かったです…)
そのカッターの刃を地面にくっつける感じで(刃がたわむくらいに)刃の先ではなく横っ腹を使ってすすすーっと。こうすると綺麗に切れます。
まとめ
袋とじ、夢が詰まっていて素晴らしいですよね。
そのページに携わった印刷業者、出版社、モデルさんなどに敬意を払い、丁寧に扱いたいものですね。
↓TAJIMAのLC500はかなり使いやすいカッターですよー。