Logicool「M570t」トラックボールマウスの辛口レビュー。手が小さい人にはオススメしない。

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トラックボール、聞いたことがありますか?

よくトラックボールマウスに関して調べていると「一度使うと戻れない」という言葉を聞きます。

僕はこれまで有線のマウスで5ボタンのもので小さめなら何でもOK!という感じでマウスを使い捨てのように使ってきましたが、

やはり「一度使うと戻れない」という言葉を聞いてしまうと興味が沸いてくるもの。

 

2017年の7月のAmazonプライムデーというセールにて、とても評判が良い普段4000円くらいのLogicoolのトラックボールマウス「M570t」を3200円程度で買うことが出来たので今回はそのレビューをしてみたいと思います。

 

【追記】現在は後継機のSW-M570というモデルがあるので今から買うならそちらを買った方が良いでしょう。基本的には同じような作りのようです。

M570tトラックボールマウスの質感は安っぽい

何というか、素材というか見た目というか、安っぽく感じます。

例えが分かりづらいかも知れませんが、「PS2あたりのコントローラー」みたいな感じですかね。

マウスはピンキリではありますが、普段1000円前後のものを使っている人間からすると、

この価格ならもう少し高級感が欲しかったかなぁと思いました。

 

M570tは滑らないのが良い

マウスは一般的に滑らせてカーソルを動かすものですが、

トラックボールマウスはマウスの中にあるボール部分を転がしてカーソルを動かします。

そのため、マウス自体が動いてしまうと細かいコントロールに支障をきたしますが、

このM570tは裏面に滑り止めが4箇所に付いており平面であればしっかり接地面にフィットして滑らないようになっています。

これはトラックボールマウスとして素晴らしい作りだと思いました。

▼こんな感じです。電池BOXやスイッチも背面です。▼

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M570tの重量は170gとやや重たい

普段使っているマウスは100g前後です。

無線マウスだと電池が入るので重たくなるのは仕方ないのですが、慣れないと少し重たく感じますね。

しかし、トラックボールマウスという商品自体は手首を動かさないで指だけで操作するものなので、

重さは関係ないですし、寧ろ重たい方がズレたりせず操作性が上がるのかなぁと思ったりしました。

持ち運びする際には少し重たく感じるかも知れませんね。

 

サイズが大きいので女性や手の小さい人にはオススメ出来ないかも

僕は以前数回書いたのですが手が小さいです。一般的な女性程度の大きさです。

このM570tの大きさはiPhone5sやSEのサイズと同じくらいです。厚みもそれなりです。

iPhone6や7など4.7インチ以上のスマホが大きいと感じる人は多分このマウスも大きいと感じてしまうと思います。

 

マウスの使い方によって使いやすさが変わる

マウスの持ち方って人によって大差が無いと思われがちですが、

「つまむ」タイプ「つかむ」タイプの二種類に分かれていると思います。

 

前者のつまむタイプは指先で操作する・指の付け根をマウスの腹の辺りに付ける、手首を机に付ける、などの特徴があるかと思います。

 

一方の後者のつかむタイプの方はガシッと鷲掴みする感じで手のひらの中心をマウスの腹の辺りに付ける・手首を机から離す、などの特徴があるかと。

 

この持ち方の違いでこのM570tトラックボールマウスの使いやすさが変わってくるかと思います。

前者の「つまむ」タイプの人はおそらく使いにくいでしょう。

逆に後者の「つかむ」タイプの人はおそらく使いやすいでしょう。

 

以下にその根拠になりそうな画像を貼ってみますね。

 

まずは「つまむ」タイプです。手の付け根をほぼ机に付けています。

そうすると、トラックボール部分に指がしっかり届きません。(指が長い人は別)

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また、2つあるボタンの上の方にも人差し指が届きません。

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↓こんな感じにボタンとボールに指がしっかり掛からないので操作性が悪いです。

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一方「つかむ」タイプの場合です。手の付け根を机から離して鷲掴みする感じです。

そうすると、ボール部分にしっかり親指がかかります。

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ボタンにもしっかり指が届きます。

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操作性は「つまむ」より「つかむ」方が良さそうに見えませんか?

個人的な感想ではあるのですが、掴んだ方が自分は使いやすかったです。

しかし、普段「つまむ」タイプの人間なので、鷲掴みにしてマウスを使うのには慣れるのに時間が掛かりました。

 

細かい操作性は一般のマウスが良さそう

多分、トラックボールマウスに慣れてくれば圧倒的に全体的な操作が楽になって、「一度使うと戻れない」状態になるのかも知れません。

しかし、ある程度慣れた状態(現在の僕)であっても、トラックボールによる細かい操作が上手くいかなく、一般的なマウスを使った方が細かい作業はしやすいと思いました。

Photoshopの簡単な作業だったり、文字列を選択する時だったり。

まぁこれは慣れの問題かも知れません。

【追記】かなりトラックボールに慣れてきました。現在は主にパソコンでプログラミングを行い、たまにPhotoshopを触るのですが、やはりPhotoshopを操作する際には一般のマウスの方がやりやすいと感じます。細かい操作が多い方には向いてないですね。

 

総合的には「買ってよかった」です。

イチャモンばかりだし、手のサイズがそもそも合わないものの、買ってよかったとは思います。

価格的にも3000円程度でしたし(と言っても普段からしたら高い)一度試してみるにはちょうど良いのかなぁと。

また、もし完全に使いこなせるようになったら一般的なマウスより遥かに楽になって腕や肩が楽になるという話も聞くので、今までのマウスと並行して使っていきたいと思いますね。

積極的には「買った方が良い」と僕的には言いづらいですが、「この値段なら…」とか「一度試したい」という人には「買って損した」とまではいかない買い物になるのではないかと思います。

 

冒頭にも追記しましたが、現在はSW-M570という後継機種が出ているのでそちらを購入するか、

上位機種のMXTB1sを買うと良いかと思います。