高杉さん家のおべんとう全10巻の感想っぽいもの。久留里ちゃんが可愛い!

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以前の彼女の家にあったこちらの漫画、完結したことを最近知り、最後まで読んでみました。

Amazonのレビューなんかだと物凄く賛否分かれている(特に10巻になると否が多い)この作品、

僕なりに思ったことを書いてみたいと思います。

作品のネタバレを含みますのでご注意を。

あらすじ

冷めているから、あたたかい――ダメ30男の下にやってきた13歳美少女の心の交流を描くおべんとうコメディ オーバードクターの温巳は、従妹で12歳の美少女、久留里を引き取る事になった。何事にも遠慮がちで自分を他人に開かない久留里と、何事にも要領の悪い温巳。ふたりは共同生活の中で、おべんとうを通じて心を通わせていく。バリエーション豊かなおべんとうのレシピと、不器用な30男と12歳少女と彼らを取り巻く人々のちょっとラブありコメディです。(Amazon商品ページ より)

 

読んで不快になる人もいると思う

30男と中学生美少女が一緒に暮らす、というちょっとアレな設定。この時点で不快に思う人もいるかも知れない…けどそれは考えすぎかなぁって思ったりw

でも最終的な二人の行方を知ると不快に思う方もいるかも知れないです。

従姉妹ではあるものの父子家庭のような形で保護者として見守っていた主人公ハルと娘のような存在の久留里ちゃんが恋に落ちるという結末にどうなの?とか気持ち悪いとかいう声が上がるのは分かります。(物凄いネタバレでごめんなさい)

そして丸宮一家や香山一家が不快、これに関しては自分も少し思いました。

お弁当漫画(グルメ漫画)を期待して読むとあまり満足しないかもなぁと。恋愛物として読むとこういう形もまぁあるんだろうなぁと。

 

個人的には楽しめた

自分がこちらを読み終えたのが29歳の最後の日。1巻のハルと同じくらいの年齢です。

正直なところ、独身アラサー男が料理が上手でモデル並みに可愛い美少女と暮らせるなんて羨ましいとは思いました。

こういうことを書くとこいつ危ないとか気持ち悪いとか思われそうですが…流石に漫画と現実の区別は付いてます。。汗

 

毎日お弁当を通じて打ち解けていく感じとかね、微笑ましいなぁと。

実の親子じゃないけど次第に親子のような「家族」として認め合い成立していく感じがね、すごく温かいお話だなと。

いきなり保護者になれと言われたのにも関わらず、ハルは保護者としてよくやったんじゃないかな?と。自分の都合もあっただろうに。

 

恋愛に発展することに関しては(今作では娘側久留里からの想いです)すごく難しいところ。

美少女に想いを寄せられるとかおっさん羨ましいな!と思うと同時に、保護者として育てた彼女のそれを受け入れてしまっていいものなのだろうか、と思ったり。

これを言ってしまうとオシマイですが、まぁ漫画だしいいのかな?w

 

あとハルは地理学の人間でして、作中でハルの研究分野として色々と地理に関する描写がかなり出てくるんですが、個人的にはここが凄く楽しめました。

自分は色々あって理系学部に行ったんですが、多分文系だったら地理の方面に進んでたと思います。地理が大好きでして。

 

んで、やっぱり久留里ちゃんが可愛くて、ハルへの思いが正しいのかは置いておいてついつい応援したくなるんですよ。

その久留里ちゃんが最終的に報われるっていう形は良かったのではないかな?と思いました。

やっぱりこの作品を読んでいると久留里ちゃんには幸せになって欲しいと思っちゃいますよ。

その久留里ちゃんが笑顔で終われて本当に良かったなぁと。

途中からモヤモヤしたり丸宮家や香山家にイライラしたりしましたが、久留里ちゃんが幸せ(ハルとの恋愛もですし、自立したがってた彼女が無事アナウンサーになれたことも)に救われました。

 

なかなか読んでみないと伝わらないかも知れないんですが、概ね僕は満足して楽しめた漫画でした。

万人にオススメとは言えませんが、興味の有る方は是非読んで頂きたいなぁと思います。

 

全10巻とレシピ集みたいなのが出ています。とりあえず1巻だけでも読んでみては?